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2017.9.4 (Mon) 15:20

「新作CD「夏の夜空」の話③」


こんにちは!

9月に入り、夜は寒くなってきた宮城ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?


「夏の夜空」の発売から約1か月が経ち、

あ~、夏も終わっちゃうなぁ~

けど、

CDはまだまだ皆さんに聞いてほしいなぁ~

なんて欲張りなそらたです。

そして、新しいCD作りたい欲も出てきていたり……

もっといいものをお届けしたい!という欲求!!


さて、

本日は「新作CD「夏の夜空」の話③」ということで、

【蜃気楼の夏】についての話をしたいと思います。


今回も同様ですが、

皆さんの手元に渡った後は、

その曲は、それぞれの解釈で楽しむもの、ということも言えるかと思いますので、

読みたくない!という方は、

さっ、とページを閉じてくださいね。

そしてぜひ、ご自身の「夏の夜空」を楽しんでいただければ、

とても嬉しく、

歌手として、ソングライターとして、本望です!


のぞいてやってもいいぞ!

という方はぜひ、

あおぞらそらたの話にお付き合いいただき、

ぜひ、このまま、読み進めてくださいませ!



ではでは、

3回目(今回で最後かな…?)は、【蜃気楼の夏】についてです。


【蜃気楼の夏】は、

明るくポップに、夏らしく、そしてシンプルに、という想いで作った曲です。


明るくポップにするために、

全体的にピアノを入れましたし、

ドラムも軽快なリズムを意識しています。

エレキギターの裏メロも風の心地よさを意識して作りました!

ピアノが波などしたら、

エレキギターは風、

アコギは主人公たちですかね。


歌詞はわかりやすいものになっているかと思うのですが、1つだけ。

実は、2Aメロの「天の川」は、秋の季語です。

この部分は、遊んでいる間に過ぎていた夏を表現していて、まだ終わってほしくない、という主人公たちの気持ちを、

その後に続く2Bメロで「いつかは過ぎる夏の夢…とまらない時間から降りられたなら」と歌っています。


曲のこだわりポイントとしては、

特に間奏部分です。

ここだけ雰囲気が違うと思います。

基本的に4拍子に変わりはないのですが、

拍は6拍で取った方が明らかに取りやすいと思います。

ここは、海の中をイメージして作りました。

ピアノ、アコギ、ベースのそれぞれが、それぞれが思い描く波の様子を表現しています。

また、ミックスダウンという音楽の編集行程で、

「PAN」と言って、音をどの位置から聞こえるようにするか設定できるのですが、

幻想的にするために、アコギとベースをそれぞれ思い切り左右に設定しています。

広がりが出ていると思います。

ベースについては、

私が大好きなゲーム作品に、

「クロノ・トリガー」、「クロノ・クロス」という作品があります。

そのゲームは、音楽もまたとても良くて!

作曲家の光田康典さんが音楽を担当されています。

その音楽は、どれも心躍るものばかりで、すべての楽器がきらきら輝いています。

その中で私は、ベースラインが印象的なものが多いようにも思っており、それが魅力の一つだと感じています。

そんな心地よくも印象に残るベースラインを作りたく、

間奏部分ではそれを強く意識しました。ぜひその部分を聞いていただけると嬉しいですし、あわせて、クロノシリーズのゲームや音楽にも触れていただけたら嬉しいと思います。


それでは、この曲も、皆さんの好きな部分を見つけてみてくださいね♪


今日から私は沖縄本島へ、

夏を捕まえに来ています!

秋近いこの頃ですが、

今年の夏の終わりを、

皆さんそれぞれお楽しみください。


それではまた!


©あおぞらそらた